Personal memory 1

過去世を学び、体験する

講師のカエタノさんはF先生とは全く逆のタイプでした。暖かい人柄、優しい笑顔のチャーミングな女性でした。リラックスできたせいか初めてのグループ誘導で衝撃的な過去世の体験をすることになったのです。

最初は何も見えませんでした。やがて洞窟のような中にいるような感じがしましたが、真っ暗でよくわかりません。このまま誘導も終わってしまいそうな頃、急に場面が見えてきたのです。

豪華な装飾品が飾られた屋敷。わたしは、その家の持ち主である若い男性。彼女と離れて庭に一人で出て進んでいくと、木々の間から白い仮面をつけた男達が急に・・・その瞬間に目を覚ましました。(ちょうど誘導も終わったところでした)

「みなさん、ちゃんとこちらに戻ってきていますか?(笑)」 しかし、わたしは泣きじゃくり興奮状態。「・・まだ気持ちが・・」と伝えるのが精一杯でした。先生は色々と手を尽くして下さいました。そして最後の手段として『封印』のテクニックにより完全に落ち着くことができました。

何が起こったのか?よくわかっていませんでしたが、何か自分にとって大事なことが起きているのは感じていました。後日先輩セラピストのセッションを受け、その封印したものの続きを体験することになるのです。詳しくは『魂の記憶』の体験記をお読みください。

体験記には、そのコース中で体験した様々な過去世を記してあります。短期間にそれだけのものを体験するというのはそんなにないことかもしれませんが、わたしには必然のストーリーだったように思います。

この一連の学びを振り返って思うことは色々あります。この期間、わたしは自分探しをしていたのかもしれません。一番自分が変化していた時でした。過渡期だったと思う。そして、やっぱり出会った先生は共にすごかった。必要な時に必要な所にいる、ということを改めて確認できました♪

そして、もう一人、L氏。カエタノさんの養成講座の直後に受けました。彼はサイキックな方法で過去世回帰を行うセラピストです。多くのファンもついています。しかし、その当時、わたしは理解できていませんでした。

クライアント役の一人が鏡の前に座ります。周りのわたし達ギャラリーは、彼女の様子を見守りながら変化を感じ取るというワークをしました。こんなことで何がわかるというのだろうか?と疑いの気持ちもありました。カエタノさんのやり方を崇拝していたので、物見遊山の気持ちと、ついでにもう少しテクニックを身に付けようという不純な気持ちでの参加でした(恥)

L氏とのやり取りの中で過去世が浮かんできていた様でした。わたしは、すごく冷ややかに見ていました。ある場面になり、どんな気持ちでいるか聞かれて「これでよかったのだろうか」と彼女が口にした瞬間に、あるヴィジョンが浮かんできて戸惑いました。これは何?

そしてセッションが終わり、見たことをシェアーする時間となりました。何人かは色や場面を見た様でしたが抽象的な意見がほとんどでした。そして、わたしも、少しためらいましたが思いきって自分の見たことを話しました。

「砂地の荒れ果てた場所。焼き討ちにあったような、その前に立って泣いているあなたが見えた」と。すると彼女は泣き出し同じ場面にいたことを話しました。わたしはすごくびっくりしたというより混乱しました。それに、その後、彼女がわたしに対して避けるような態度だったことにも傷つきました。

今思えば、やっぱり薄気味悪く思われたのかもしれない。そして、わたしも、この体験から、そういう感覚を使うことに抵抗を感じたように思う。サイキックなものに対する怖れ・・・

しかしその後も何度か同じような体験をすることになるのでした。

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