Personal memory 1

きっかけの体験

まず、そもそもいつからなのか? 元をたどれば子供時代に遡ってしまうので省略して大人になってからにすると、たぶん、今から14年前・・・26歳の秋でした。

その頃のJRCMで『そうだ、京都に行こう!』が流れ、急に行こう!と思いついたのがきっかけです。前日にホテルを予約すると、平日だったせいか「4人部屋をお一人でお使いいただけます」と言われ「ラッキー♪」と思っていました。

当日ホテルに着き部屋の鍵がなかなか開かず、フロントの人に開けてもらってやっと開いたという位、古いアンティークなお部屋でした。でも昔は迎賓館だったらしく、センスのいい女性好みの素敵なホテルです。真っ赤な絨毯に白いベットが4つ並びアンティーク独特のなんともいえない妙な雰囲気にドキドキしたのも事実でした。

夜の11時に電話が鳴りました!

その時は部屋を換えてくれという用件だと思い面倒だったので無視したのですが、だんだん嫌な感じがしてきたので、TVと照明を付けたままで眠りました。しかし東京とは違い、TVは夜中ずっとはやってなかったらしく、砂の嵐の音が気になり目を覚ますことに!

仕方なく画面を見ると・・・女の人がそこに居ました!!!

きゃ〜(笑) 恐怖で凍り付きました。今までわたしは一度もそういう体験はありませんでしたし関係ない出来事だとずっと思っていました。でも、そこに居るのはまさしく・・・なのです。

頭の中で様々なことをフル回転で考えます。部屋のドアがなかなか開かなかったことを思い出し恐怖に拍車をかけました。「逃げられない!!」と思いました。

でも人間とはよくしたモノで、次の瞬間に浮かんだ結論「見なかったことにしよう!」に従いました(笑)

自分を守る為の合理的な思考だったと後でびっくりしましたが、ともかく何ごともない振りをして電源を切りました!

しかし今度は金縛り状態に!

やっぱりそんなに見ない振りで済むわけがなかったんだ・・・どうしよう、もうパニック寸前です。すると火事場の馬鹿力ではないけど変な開き直りの境地になり、なにが起きてもいいっていう感覚がやってきたのです。そして、その女性の霊に対してテレパシーなのか会話をしているわたしがいました。

「わたしの所に来るということは、わたしが何かをしてあげられるんでしょ?何が出来るっていうの? 」と、かなり挑戦的な感じで相手に向かって言います。内心はハラハラ。自分の中のもう一人の自分がいるような変な感覚。とにかくなんとかするぞ!という確固とした決意が感じられました。

しばらく間があり「わかった、付いて来な」と言ったと思うと、急に身体が浮かんで宙を超えていくのです。そして宇宙の彼方みたいな場所で白い光が輝く方を指差し「さあ、あそこだよ」と見送ったのです。そして気がついたら朝になって目を覚ましていました。

あれは夢だったのか?と思いながら、でも不思議と自分の中で力強く感じるモノがあり単なる夢ではないという確信がありました。そして、そのすぐ後に、あるお寺で不思議な出会いをしたのです。

何気なく入ったお寺の、ある仏像を見た瞬間、涙が溢れて止まらなくなったのです。今までも美術的興味から様々な仏像を好んではいましたが、こんなに感情にきたのは初めてでした。なんだか、遥か昔から知っているような、以前にも見たことがあるような懐かしい感覚・・・この時、初めて過去世というものを意識しました。

それからしばらくは普通に生活していたのですが、あの時の体験が何だったのか、真実を知りたい気持ちがやってきました。そして、色々調べているうちに「幽体離脱」の可能性を確認するためにワークショップに参加する決意を固めたのです。

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