Personal memory 3

チャンスと挫折

それからしばらくして、今度はワークショップを開催しないかというお話もいただきました。少し前に社長から求人の相談を受け、たまたま勉強会の仲間の一人が休職中だったこともあり、彼に話を持ちかけてみたのです。すると、その出版社の本の愛読者であったことが判明し、とんとん拍子に入社が決まりました。

この時はホント人生って面白いな〜と思いました。縁と言うかシンクロってホントに不思議♪ そして、内部に友人を送り込んだおかげか白羽の矢が飛んできました。出版以外にワークショップも展開していく・・・これは彼の提案だったと思います。

また、これも偶然?なのだけど、その出版社の女性の一人が以前クライアントとしてセッションを受けに来てくれたことがあったのです。お会いして驚きましたが、もしかしたら・・・

また、もう一人の講師に選ばれたのは、わたしの第1回のソースに参加してくれたSさんでした。彼女は元々NLPのマスターでもあるのです。打ち合わせで再会し偶然を喜び合いました。

まあ、今思えば急な話だったので既存の講師のスケジュールを押さえられなかったこと、初の開催なので新鮮な新人でデビューさせたかった、という思いもあったでしょう(笑) でも、そうだとしてもチャンスを与えられたのでラッキーだったと思います。

偶然が偶然を呼び、これはもう仕組まれたとしか思えないというくらいの勢いでいました。流れに乗って全て上手く行くような気分になっていました。わたしの仕事ぶりを体験した結果、支持し応援してくれる人が3人以上側にいる。彼等と一緒に作り上げていくという事はすごいことなんだと思いました。

自分に自信も持てたし、そういう仲間を偶然引き寄せたこと、それは偶然である訳がない。これは、きっと運命なんだと思っていました! ほとんど無敵状態(笑) なんでもできると信じられました。

しかし、そう簡単に上手くはいきませんでした・・・

なにしろ無名の新人です。初めての試みでもあった為、段取りも手探りで大変だったと思います。予定していたワークショップの半分が定員割れで中止。恥ずかしながら実力もないくせに調子に乗って養成コースなどという無謀なコースも予定していたのです。

当然採算は合わず、その後は距離ができて声もかからなくなり自然消滅(笑) 当初は定期的に開催という話も立ち消えになりました。 

開催されたワークショップは充実した内容だったと思います。前世療法のグループ退行で今生の使命やソウルメイトなど多くの人が興味を引く過去世へと誘導しました。初めてでしたが力の限り気持ちを込めて行いました。

参加者の評判も上々で「こういう講師と参加者が一体となるワークショップをやりたかった。夢が叶った、ありがとう!」と担当の方からお礼のメールもいただきました。なので中止の報告や、その後の未定について本当に残念そうにすまなそうに話してくれました。わたしも手ごたえがあっただけに残念でした。

でも、数字として結果は出せなかった・・・今でも彼等の判断は間違ってなかったと思うし心情もわかります。だから、ちょっと切ない経験でした。もう少し地道にスタートすればよかったかもしれないと今では思います。でも、その時は、そうは思えず落ち込みました。

実力を思い知らされたのです。だから本業のセラピーをがんばろうとか、ソースのワークショップをすることで自信をつけようと思えたのです。一時的な逃げでもあり、でも、次のチャンスは失敗しないぞとリベンジを固く誓いました。

あのまま上手く行っていたら、今とは違う方向へ行っていたと思います。世の中を甘く考えてなめていたかもしれず、実力をつける機会を逃したと思います。だから、これでよかったのです。

悔しさはバネになる、と今では思う。そう思って前に進むしかないからね!

諦めたら終わる。「絶対本物になる!」精一杯の強がりでした。そして、これが一番の起爆剤になるのです・・・

何が幸いするかわからない。人生は過ぎてみないとわからないのかもしれない。ホント、この時の失敗が後々生きてくるのです。

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