Process

前世療法のプロセス

1. まず、カウンセリングをします(45分〜60分位)

なぜ前世療法を受けてみようと思ったか、人それぞれ動機も違いますし願望も目的も違います。なによりわたしとも初対面です。前世療法も初めてであれば心配ですし、誘導されて未知なる体験(!)をするとなれば、このセラピストは信頼できるのだろうか?と思うのも当然だと思います。

ですからディスカッションも兼ねて色々お話をさせていただきます。その中で方向性やキーワードをみつけていきます。

2. キーワード

お話していく中で過去世の扉を特定する為のキーワードを決めていきます。基本的には身体的、感情的、精神的の3つの言葉です。メインのキーワードも別に決めます。

なぜキーワードが必要かと言うと、多くの過去生の中でどこに行っていいか迷わないように絞る為です。でも、「今一番見ておいた方がいい人生」とか簡単なキーワードで行く時もあります。何度か体験されてたり、絞りきれない場合はこの方法で行くことにします。

3. リラクゼーション

キーワードが決まったらポマンダーを使ってオーラを保護し、いよいよ入る準備をします。ポマンダーは直感で自分で選びます。ちゃんと無意識で一番必要な色を選べます。

そして身体を動かしたり力を入れることによって、逆にリラックスを感じやすくしていきます。(急にリラックスしてくださいと言われても難しいですよね) 呼吸調整と光のポイントのイメージで全身を光で包んだら準備完了!

4. 安全な場所

自然の中にいる自分をイメージします。草原やお花畑、山や大地や海の風景、魔法の庭園、なんでも大丈夫。心地良く感じる自分だけの空間を造ったら、光の保護の膜でコーティング。ドームみたいなのでもいいしぽっかり浮かぶ島にしても星のような球体にしてもいいです。

そして、どんな体験をしても戻って来ることができる安全な場所を確保したことを潜在意識にインプットします。すると安心して過去世体験に入ることができます。(ついでに、そこの安全なエネルギーもいっぱいもらっておきます♪)

5. 過去世への道

左側の道を進みながら時間と空間を超えていきます。パートナーとの過去生を体験する場合は途中で相手と出会い了解をとります。そして相手が先に行くのを見送りその方向に進みます。

通常はそのまま門へと向かいます。そして扉の前に着いたらキーワードと共に、過去世の扉であること、開ける準備ができていることを確認します。(もしできていないと感じても大丈夫です。先に他にすることがあったり深呼吸をしたりするだけで自分でわかります。) そして思いきって扉を開けます。

6. 過去生の場面(最初の一歩)

「あなたの足を感じますか?」これが文字どおり第一歩となります。なぜ足なのかと言うと、自分の身体を確認する時、地に足がついているかどうかが鍵となるからです。『最初の一歩』とも言いますし、足の確認は重要です。

それがわからない場合は、まだ肉体に入っていないとか、宙に浮いている状態なのかがわかります。怪我やその他の理由で不自由だとか、はたまた人間ではない(!)かもわかります。

どんなものを履いているか、いないのか。それを知ることで、服装や髪型など人物を特定することが容易になるのです。身体的特徴を確認して、年令・性別・名前・場所や時代、etc.などを聞いていくとだんだんはっきりしていきます。

ただ、最初から明確にわかる人もいれば、わかりにくい人もいます。でも、実はそんなに個人差はありません。感じていることを受け入れられるかどうか、どういうものを期待しているのかによって違ってきます。参照「効果的に受ける為に」

7. 重要な場面

いくつかの場面を体験します。問題の場面や、一見なにもなさそうな場面もあります。でも、そこにも意味があるはずなので、何が起こっているのか、何を感じているのかを聞いていくと色々出てきます。しっかりと肉体に入って体験している人は状況も感情もリアルに感じることができます。

でも、必ずしも肉体に入る必要があるわけでもありません。離れた所から眺めていたり、写真みたいに画面が変わっていくだけの場合もあります。人によってというよりも場合によってという感じです。同じ人でも体験する過去生によって違います。

8. 死の場面

死の場面と聞くと恐ろしいような気もしますがそうでもありません。もちろん、過去生によっては苦しかったり、辛かったりする場合もありますが、その体験をすることによって、多くのことがわかったり、エネルギーを解放することが可能になります。

多くの体調の問題やトラウマの問題はこの場面からきています。その場面を体験することで、今生に持ち越してきたエネルギーを手放すことができるのです。直接体験しなくても知るだけでいい場合もあります。その辺はご自分でその時に判断できると思います。(退行中は全てあなたの潜在意識がコントロールしています。信頼して大丈夫♪)

9. 過去生を振り返る

死の場面を通過して光の状態に入り、すべてを見通せる場所まで上がります。そこで、今見た人生を見てない部分も含めて振り返り、この人生で学んだこと、思い残していることを話します。

そして、その人生の誰かと理解を深める為に話をします。お互いに、許したり許してもらったりすることでエネルギーの解放が起こります。運命のいたずらや誤解の糸がほぐれ、真実を知ることにより安らぎや愛、感謝の気持ちが感じられると思います。

10. 今生との関係を知る

最後は過去生と今生をみる場面に移動します。過去生の人物が今生で誰であったのかがわかります。また、悩みやうまくいっていない領域が今生にどう関係しているのかを確認します。

そして過去生の自分であった人物と、会話を通してエネルギーの交換を行います。もう必要なくなった古いエネルギーを感謝の気持ちと共に相手に返し、欲しいエネルギーを相手から受け取ります。

これはかなり美しい瞬間です。「こういう事だったのか!」と驚くことばかりです。神秘のベールが開かれます。その時の変化、状態というのは言葉では言い尽くせない凄さがあります。わたしがこの仕事に惹かれている理由のひとつです。

11. 安全な場所に戻る

安全な場所に戻ったら呼吸と共に過去世の旅を締めくくります。どこかに残っている痛みや感情があれば手放していきます。場合によってはショックが残っていたり、別の過去世が思い浮かんだりしていることもあるので次回まで封印します。多くの場合は穏やかな気持ちでいたり、いいエネルギーを手に入れて高揚しています。

12. おかえりなさい

お疲れさまでした。ほとんどの方は、時計を見てびっくりされます。「こんなに長い時間とは思わなかった」と。退行している間は時間の感覚が変わります。文字通り、時間と空間を超えて・・・いた訳です(笑) そして「やっぱり・・・ってことは催眠に入っていたのかな?」と実感される様です。

後日、過去生の体験について、自分の中で色々な気づきが起きてくるので、それを楽しんで下さい。不思議なのですが、何年たっても忘れることはありませんし、後からもっと色々とわかって来ると思います。一度繋がると、どこかで感覚としてずっと残っていくのかもしれませんね。

   

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