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前世療法の基本の考え方

前世療法の場合は催眠と言っても、そんなに深いレベルまで入れることはありません。カウンセリング中と同じように会話ができます。眠ったように意識がなくなることも、身体から完全に離れる感じでもなく、別の人格になるとか劇的なことが起こるのをあまり期待しないで下さい(笑)

人によっては、その様な意識状態を体験することもありますが、それは、その人がそれを選択し受け入れ、なおかつ起こる必要がある時のみです。顕在意識(普段の意識)では望んでいると思っていても、いざ潜在意識(無意識)のレベルになると望んでいないことも多いのです。

だから、どんなに期待して覚悟していても思ったような体験ができない場合もあるのです。でも逆に、そんなに期待していなくても、思いがけず強烈な体験が起こる場合もあります。それは、やはり、その時の必要に応じてかなと思います。

リアルな体験をするために

でも、どうせ受けるなら実感できるような体験をしたいと誰でも思います。せっかくなら感動したい、涙を流すようなカタルシス(浄化)を経験したい・・・。

それには、やはり、今の自分に向き合ってもらうしかありません。

今の自分の人生を理解する為に過去生のイメージへと戻るのです。だからカウンセリングの段階で自分をしっかりみつめてハートをオープンにするのが一番です。

ハートをオープンにするということは、あるがままの自分を受け止めるということです。ここまでの人生を冷静に、そして感情と共に受け止めてみるのです。カウンセリングでは、過去世へ戻るためのキーワードを幾つか決めていきます。その中で自分をふり返る作業ができると思います。

人生は舞台、あなたは役者です!

単なる脇役ではありません。あなたの人生の舞台の主役を演じているのです。そして、役者だけではなく、監督も脚本も、プロデューサーや演出だってこなしているのです。そして周りの人達は、「いい味出してくれる脇役さん」なのです。

そして彼らに秘かに演技指導もしています。だけど、敵役をやってくれているベテランの脇役さんは上手過ぎるので、とても嫌な気分になってしまうかもしれません(笑)

しかし、ドラマや映画を見ていると、この敵役は必要な役どころですよね?

敵がいてこそヒーロー(ヒロイン)は引き立ちます。それに物語が展開していく際にも欠かせません。そうなるとどうしたらいいか?

やはり乗り越えて行くしかないでしょう。主人公の成長する姿を観客は見たいはずです。そして一番の観客は自分自身なのです。自分の為にも強く優しく賢いヒーローになることを望めばいいのです。

その視点を改めて手に入れる為に過去世に戻る、と言う方法が使えます。過去世を体験すると今生が見えてきます。この物語の主役が誰か、自分の人生の物語を今後どう展開していくのか、自分で決められるようになります。

   

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