Diary

ただいま♪                2005. 5. 7 SAT

今日の午前中、無事に帰国しました。時差ボケなのか、すぐに半日以上眠り、やっと気力を振りしぼって今これを書いています(笑)

疲れたと言えば疲れたし、でもここちいい疲労感と充実した感覚でいっぱいです。多くの体験があり喜怒哀楽のすべての感情をおおげさなくらい経験し、自分自身に対して、そして世界に対しても考えることが多かったです。

自分を知ることと周りを知ることは同じなんだと改めて感じた。ホント濃い毎日でした(笑)

一番は言葉です。約60人の参加者がいて日本人は6人でした。スペイン人やオランダ人には通訳もつき、英語が母国語でない人も多数いて、とてもインターナショナルで賑やかなグループになりました。

そして、なにより他国のオーラソーマのティーチャーやプラクティショナーの年齢層は高く、オーラソーマの層の厚さを感じ、知識も経験も豊富な方々に囲まれて貴重な体験をすることができて嬉しかったです。

言葉を越えた共通の言語や思い、繋がっている感覚は素晴らしかったです。

わたしの今回の旅の目的の一つは「英語を話せるようになるきっかけ」がありましたが、それは強烈に感じました。ある意味留学しているような毎日だったので、話さない訳にはいかない。

でも、当然の様に簡単にできるはずもなく、歯がゆい思いの毎日でストレスも絶好調(笑)

わたし以外は日常会話レベルは最低でも話せる方々だったので一人孤独感も感じいたたまれない思いばかり。ヒアリングできないことが致命的でした。一生懸命話してくれているのに聞いている振りしかできないのです。

たぶん、失礼なことばかりだったと思う。でも多くは、それを承知で許し変わらず笑顔を向け、わたしのつたない表現に応じてくれました。

無条件の愛に包まれ、ものすごく嬉しかった。でも今回限りで変わろうと誓いました。次に会った時は少しでも成長できた姿で会いたい。そして、今回のことを共に笑いたい。

言葉がこんなに大事だということを改めて思った。伝え合うこと、わかち合うことの重要性。みんなと一緒に笑いや思いを共有したいと切望した。

共通の言語である英語を通して多くの文化、多くの人々の思いを知りたいと思った。そして、わたしの思いを伝えたい、わかち合いたいと望みました。

ホント、素晴らしかったです。正直一人の世界に閉じこもり殻に入ってしまいたいと何度も思った。「だから、どうなのよ」と開き直りたい気持ちにもなった。すべてが敵に見えたり、みんなに笑われていたり同情されたり軽んじられているように感じる場面もあった。

自分には何の価値もなく、どうでもいい存在なんだと泣きそうになったりもした。周りを恨んだ。八つ当たりもした。放っておいて欲しいと無言のバリアも張った。

でも、それもすべてプロセスだとどこかで感じていた。火事場の馬鹿力と言うけれど、どこかでギリギリの所まで追い込まないと本当の力は出てこないのかもしれない。わたしは、それを心のどこかで期待していた。上手い具合にそうなるように状況も用意されていく。

コースの半分が終わる頃、最悪の恐れた場面に遭遇した。イレギュラーなスケジュールのため通訳が間に合わなくなったのです。本来であれば予定されていないセミナーなので諦めても良かったのだけど、どうしても参加したかったのです。

一緒に参加した日本人の一人が臨時で通訳をしてくれると言ったけど甘えてはいけない気持ちになりました。言葉の部分でみんなに頼ってしまう自分が嫌だった。強がっていた部分もある。それに、ここで甘えてしまっては、ずっとこのままな気がしたのです。

そして全神経を集中し耳を傾けました。講師は何度かコミュニケーションをとっていた方で親近感もあったので大丈夫かなと思いました。

もちろん、難しい話はほとんど聞き取れなかったけど、わたしが学んでいる分野と近い内容であったため、幾つかの単語を聞き取ることができたのです。

そして、上手く言葉では説明できないけど、聞こえるってこんな感じ?という感覚を得ることができた。なんだか耳が研ぎすまされているような感覚っていうような。そして自分の中でもビリビリするような感覚がやってきた。

ほとんど興奮状態だった(笑)

もちろん聞き取っていても知らない単語はわからないし意味がないと言えばそうなんだけど、この感覚をつかみに来たんだなって自分で感じた。

そして翌日の朝食時に、初めて外国の方達のテーブルに自ら入れてもらい食事をした。彼女達は快く迎え入れてくれ、あれこれ答えられそうな質問を投げかけてくれた。

ここに来て初めて自分の言葉で説明したり話すことができて本当に嬉しかった。積極的に輪の中に入りたいと自ら意思表示することで、やっと受け入れてもらったように思う。

その日のウォーク中は一皮向けた感覚でクリアーな気分で過ごしました。木々のざわめきや鳥の鳴き声がくっきりと意志を持っているかの様に祝福されているような感じに聞こえた。

わたしは幸せで自分に自信を取り戻すことができた。もちろん、その後は以前と違った感覚で会話を楽しむことができました。

耳がクリアーに聞こえるようになったのも言うまでもなく、後はボキャブラリーを増やしたり単語を憶えたりの地道な作業をくり返せば、ホントに話せるような気がしています♪

今回の旅行中、本当に大きな気づきと発見が多くあり消化するには時間がかかりそうだけど、焦る必要もないので、大切に自分の力にしていこうと思う。

きっかけの糸口はたくさんもらったし開きそうな扉の鍵もたくさん得ることができた。後は、どう自分で活かしていくか自分次第だと思う。

勉強したり調べてみたいきっかけも一時的な興奮で終わらせないように、真剣に取り組むことができれば今後のわたしにとって重要なツールになりそうなヒントも多く得たので楽しみです。

今後の展開、自分の中で起こる熟成のプロセス、どう変容させていくのか活かしていくのか・・・

どちらにしても英会話はマスターするつもりです。再会した時に成長を喜んでもらえるように、わたし自身の言葉で思いを表現できるようにがんばります♪

それに、本当に英語をものにすることができたら、ものすごく自信もつくだろうし多くの人の励みにもなると思う。あんなにダメダメだった自分が、普通にコミュニケーション取れるレベルまで行けたらかっこいいじゃない?

とにかく旅の目的の一つは確実に得てきました。ずっと感じていた死の感覚も、もしかしたら古い自我の部分の死を意味していたのかもしれないと今では思います。

文字どおり生まれ変わった感覚を得ることができ新鮮でクリアーな気持ちです。

後は自分次第。がんばります♪

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