Diary

視覚の不思議!             2004. 5.21 FRI

わたしは15年前に網膜剥離の手術を受けています。手術自体は3〜4時間位、局部麻酔だったので意識もしっかりありました。入院も3週間で済み、自宅療養も2週間程で仕事復帰してました。

なのでテレビで樹林さんの会見を見ると、すごく不思議だなと思い、手術を拒否して失明することを選んだ真意がわかりませんでした。単に「もう見なくていい」だけなのかどうか・・・

実はわたしも去年くらいから微妙に見にくくなってきています。病院に行ったら異常無し、でも少し白内障が始まっていると言われショックを隠せませんでした。

白内障といえば老人になったらほとんどの人がなる状態なので病気ではない扱いです。手術も入院しなくて受けられますし誰もがなる老化現象のひとつ。

でも、わたし、まだ36才(その当時)でした。当然医者も手術はもっと後になって見えなくなってからと言われました。

確かに見えない訳ではない。でも紗がかかっているというかクリアーには見えないのです。かなり落ち込みました。なんでこんな目にあうのだろう?と。

網膜剥離の手術の後遺症で、網膜に正しく像を結べない箇所がいくつかあり、これ以上は視力は出ないと医師からは伝えられてきました。

文字が潰れて見えるという現象があるのですが、今まではそんなに困っていませんでした。でも、白内障になりレンズが濁ってきたのですごく見にくくなってきた。プラス老眼にもなってきて、また、元々乱視もあるのでかなり大変。

ほとんど絶望か・・・と思えばそうでもなかったりします(笑)

確かにすごく不便にはなりました。コンタクトレンズをつけたままだと手元がよく見えなくなる、でも外を歩く時は裸眼では危険。

眼鏡が一番いいのかも?と最近新しい眼鏡を買いました。フレームによって違う自分に出会えたような楽しさがありました♪ きっと外で会ってもわからないかも(笑)

それに、もしかしたら、オーラが見えるようになったり、以前よりもエネルギーの流れを感じるようになったのも視覚が弱くなった部分を補う為なのかもしれないと思うのです。そうでなければ納得いかないような気分(笑)

オーラが見えるという感覚を例えれば、3Dやマジカルアイの本の映像が浮かぶ感覚と似ています。あれも、ちょっと視点をずらしたりコツがありますよね? あんな感じでわたしには見えます。

だから集中しないと見えないです。見えるからどうだ、って訳ではないですけどね(笑) でも、オーラって綺麗なので見ていると感動します♪ 光り輝いている感じ。

そして視覚に頼らなくなった分、他の感覚にも気づくようになってきた。今まで視覚が優勢すぎたのだと思う。一番使っていなかった感覚である聴覚に今は新鮮な気持ちで注目しています♪ そして内なる声も聞くように・・・

言うまでもなく、オーラソーマのボトルはヴィッキーが失明状態の時に作り上げたものです。なんでそんなことができたのでしょう?

それは神秘としか言い様もないけど、本当は、見えないなら見えないなりに別の感覚で感じていけるのだと思う。実際多くの人が日常生活以上のことができていたりするのです。だから、不自由がることも恐れることもないのかもしれない。

別の領域に行くこともできる、人生に起こることに間違いはないと受け入れる。そして、あきらめずにチャレンジすることが大切かなと。

わたしなんて悔しがりなので、絶対やられっぱなしではいないと思う(笑) チャレンジをギフトに変える、絶対そうする!と決めれば、必ず幸せになると思います。物事は見方しだい。

先週定期検診で眼底検査をしてもらった。瞳孔を開く目薬をさしてから光を当てられるのでものすごくまぶしく辛い検査なのですが、その日は違いました。マジェンタやパープル、グリーンにイエロー、様々な色が万華鏡の様に現れてとても美しかった。

オーラソーマのボトルの色のように透明感がある光の色の洪水に、検査していることも忘れていました。もっと、ずっと見ていたいくらい(笑)

もしかしたら助けてくれたのかもしれない?と思ったり、通常の白い光の中に含まれている色のスペクトルがあることを改めて見せられたような不思議な感覚でした。

チャレンジもそんなに悪くないかもしれないよね?

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