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「信じる」の意味        2015.8.10 MON

何が起きても大丈夫、人生に偶然はない…とよく言うけど、それはやはり真実だと思う。自分の人生に起きることに無駄なことなど一つもない。

一見すると「なんで今の時期に?」と理不尽に思うことがあっても、後になればわかるようになっている。いや、わかろうと思う人にはそれがわかる。

…そう、わかるはずだと信じている人にはそれはわかるようになっている。ちゃんと意味を知らされるようにできている。でも、そうでない人(わかるはずだと信じられない人)の方が圧倒的に多い。

旧約聖書の昔から、それはずっと真実として語り継がれてきた。色々な方法で口伝以外でももちろん。文章としても多くの人の目にとまり、知った時点では納得したはずだと思う。

でも、いざ自分の身に起きると冷静ではいられなくなり、知識を知恵として受け取ることができなくなってしまうのも事実。

その位、信じるということは難しいのだと思う。

我々は絶えず試される。誰に?たぶん、自分に。

なにしろ、自分に起きることは自分の許可がなくては起きないので、無意識のうちに色々なことを決めているのです。たとえ、それが自分の意に沿わないことであったとしても・・・

試験なんてやりたくない!と思ったとしても、その為に必死に勉強し知識を得たり、試験に耐えられる精神力が付いたとしたら、結果としてはOKになります。

だから、嫌だと思っていたとしても自分にとって役に立つことであれば引き寄せ実行するのです。

自分のレベルを上げるために、経験を積むために様々な仕掛けを人生に引き寄せます。そうしないと成長もできないし達成感を得ることもできません。

そして、必ず成功するばかりが経験ではなく、時には上手くいかなくて悲しい思いをすることも学びとして必要と考えているのだと思います。

失敗のない人生は、他者に対しての思いやりの心を育むこともできないし、別の方法を試すとか工夫するということが難しくなります。つまり、人生のバリエーションが増えないのです。

なので、失敗を必要以上に回避しようと頑張るよりも、今自分ができるベストを尽くすという位の方がいいのです。

そうでないと、別の側面で思わぬ失敗を招く可能性が生じます。なにしろバランスということを取ろうとするので全勝ちという人生は、まず起こりえないはずです。

もちろん、他者から見れば全勝ちはあると思います。でも、歴史の偉人達の人生も、当人達にとっては、やはり欠けている側面はあったであろうと思います。

なにしろ人は贅沢なので一面だけで良いとは決して思えない生き物なのです。

そして、だからこそ、私たちは確信を持って「信じる」とは言えないのかも?とも思います。

今自分が望んでいることだとしても、それが叶ったとして、果たして本当に幸せだと思えるのだろうか?と絶えず心配なのかもしれません。

だから、本当の願いを表現できなかったり、求めることが難しいのかなと思います。

でも、いいのです。今、望むことを表現することしか我々にはできないし、先のことはその時考える、でいいのです。

今、自分の内側で感じる「こうしたい」という願いを素直に認め、それに向けて進んでいく、本当にそれしかできないのです。

だから、明日のことは明日考える!でいいのです。未来のことは誰にもわかりません。

過去のことは終わったことなので知ることは可能です。それは、今の自分を知るための道筋になります。なにしろ、過去の決断の結果が今なのです。

そして、今の自分が『今』それについてどう思うか、によって今後を変えていく力になるということです。

過去の自分の選択に意味があったことを知り、知ったことで今どう思うのかを点検し、改めてこの先何を望むのかを決める、それが前世療法の本質になるかと思います。

何度も言っていますが、本当の前世かどうかは関係ありません。今の自分の人生を知るために過去世を使うのです。そして、間違いなくこの方法でわかると言えます。

もちろん、体験しても本当にわかる人は多くはないかもしれません。それは、ただ体験するだけでわかるわけではなく、体験後に自身で今の人生と統合していくというプロセスが必要だからです。

その為に何度かカウンセリングをアフターで行う人も多く、また、数回セラピーを行うことでやっと腑に落ちるというケースもあります。

セラピー直後のカウンセリングでは時間的にも十分にフォローすることが難しいため中途半端な思いをされる方もいるかと思いますが、ある程度は時間を置くことで理解が深まるものであると了承していただけたらと思います。

早ければ一週間以内、ゆっくりの方でも半年もすれば何らかの気づきが得られると思いますが、それも、また、「知ろう」という意識で求めないと遥か彼方に行ってしまいます^^

私自身の体験でも、思いがけないときに数年前の場面の意味がフッとわかることがあり、びっくりしたと同時に嬉しくなった記憶があります。

そろそろ「気がつく時だよ」と合図を送ってくれたのかなと思っています。そして、やっぱり、そんな時だったりとかするので、やはり面白いものだな〜と思います。

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