Diary

原因を推察してみる           2006. 8.13 SUN

ずっとわからなかった答えが、ある日突然わかる時が来る。それが真実かどうかはわからなくても自分でそうだと思えることが大切。だって本当のことは理屈ではないのかもしれないからね。

原因がわかって、誰かの過失かもしれないと知っても一概に責められないこともあるし・・・

ここのところ、ずっと白内障になった原因を考えていました。まだ40歳で70過ぎの目になってしまったのは何が原因なのか?

理由はどうあれ真実を知りたいと思いました。いくら手術をして治ったからといっても原因がわからなければ不安なのに変わりはありません。

発症した当時は36歳でしたから医師も頭を悩ましていました。老化以外のよくある原因としては糖尿病であるとかアトピー治療の為のステロイドが原因ということもあるそうです。しかし、わたしの場合はどちらも当てはまりません。

可能性としては21歳の頃に網膜はく離の手術をしたことくらい・・・ということで一応決着したのです。手術の方法として目の奥にガスが溜まるということもありえると言っていました。

でも、ホントのことを言うと納得したわけではありません。手術をしたのは右目のみなのに左目も白内障になっているからです。

でも、その時は、それ以上の答えを求めることはできませんでした。原因不明・・・で様子をみるしかなかったのです。

実際、当時はそれほど進行してもいなかったので気にもしていませんでした。どうせいつかは誰もがかかる病気・・・病気と言うより老化だから、ってね(笑)

それに網膜はく離になったことも原因ははっきりしていなかったのです。通常の人よりは網膜が薄いということは指摘されていました。強い近視でもあるし、そういうものかと思っていたのです。

網膜はく離の発症のきっかけは仕事で型紙をおこしている時のトレース台のバックライトが原因でした。

展示会の準備もあり毎日長時間取り組んでいたので単に疲れて目がかすむ位にしか思っていず、でも、本を読んだときに縦書きの文字がぐにゃぐにゃに歪んでいて慌てて医者に駆け込んだのです。

たぶん網膜症と診断され1ヶ月通院するも一向に改善せず、大学病院を紹介され行ってみると、即入院&即手術!という状況だったのです。あの時はさすがにびっくりしました(笑)

そのまま会社に行き事情を説明し翌日入院しました。会社の人もびっくりしていましたよ〜

急に抜けたので後は大変だったと思うけど、結局3週間入院し1週間の自宅療養を経て仕事に復帰したのは1ヶ月後でした。

まあ、こういうこともあるんだな〜って深くは考えず現在に至っていたのですが、今回の白内障の件で全てが明らかになったのです!!

今回の先生と白内障の原因について話しているうちにピンと来る感じがあったのです。

「紫外線を多く浴びたりとか野外で活動することが多かったりしましたか?」と言われ、そういえば!と思い出すエピソードがあったのです。

かれこれ30年以上昔に遡りますが、小学生の頃に左腕に大きな白いあざが浮かんできたのです。ちょうど学校でプールが始まった頃です。

日焼けをして全身がクロくなるのに、その部分は白いまま。まるで皮がむけたように見えました。

当然周りの子供達の目にも止まります。中には無邪気に「気持ちわる〜い」と言う子もいました。そこまで言わなくても「どうしたの?」と聞いてくる子がほとんどです。そのくらい目立っていました。

もし、この時泣いたり暗くなってしまったらいじめられていたと思います(笑)

でも、わたしは負けませんでした。毅然として堂々と振舞っていたのです。もちろん内心は恥ずかしくて仕方がありませんでしたが負けるものかと思っていました。

親にも相談し大学病院に通いました。病名は尋常性白斑、俗に「白なまず」と呼ばれるものでした。当時も今もはっきりとした原因は特定されていませんが、まれに起きる症状らしいです。

その治療方法はオクソラレンという紫外線を吸収しやすい薬を患部に貼付して照射する方法がとられていたのです。家にもブラックライトを用意して天気の悪い日でも治療できるようにしていました。当時から一般的な治療法だったようです。

事情を説明して授業中にもベランダに移動して太陽光線を浴びていたので、かえって周囲にも理解してもらいやすかったのだと思います。さすがに明らかに病気の子をいじめるようなマネはできないですよね。

だからよかったのかもしれない。むしろ同情して優しくしてもらえたと思います。

白内障の原因&網膜はく離の理由が、なんとなくわかってきました。もちろん誤診だとか医療ミスだとは思っていません。

実際あざの方は薄くなって目立たなくなったのも事実ですし感謝しています。

なんだか、やっとすっきりして落ち着いた感じです。30年前のものが15年後に網膜はく離に、そしてさらに15年後に白内障へと繋がったのです。

そして、このあざはわたしにとって大切なシンボルでもあったのですから。

今でもうっすらと残っていますが拡大するタイプでもなかった為、何の問題もありません。むしろ自分らしい気がしてチャームポイントとして気に入っています。

昨夜、このことを自分なりに整理して「白なまず」の原因についてもネットで調べているうちに面白いことに気がついたのです。

実は3つのタイプに分かれていて、わたしのは子供の頃に発症しやすいタイプです。ある程度まで進むと止まるので気になる人は移植手術をすれば完全にきれいになるとか。

そして主な原因としてはストレスや自律神経と関連していることが多く一番症例としては少ないそうです。他のタイプだと大人になってから、ずっと治療を続ける必要があったり大変みたい。まだよかったと言えるかもしれないです。

B20そして、子供時代のストレス・・・と思ったら思い当たることも幾つかあって・・・実は元気な振りをしながら大変だったのかなって思いました。

そしたら20番のボトル(チャイルドレスキュー)を無性に使いたくなったので使用・・・

すると、なんだかふわ〜っと広がる感覚があり涙が自然に溢れてきました。癒されて溶けていくような感覚で幸せな気分になりました♪

この部分に気づくため今回の出来事があったのか、と全部が繋がる感じがして嬉しくなりました。ずいぶん遠回りしたけどね(笑)

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